『アヒルと鴨のコインロッカー』を観たよ!
見逃してて残念って思ってたんだけど、うちの方にも回った来たのでこれは見ないと。映画化するって聞いたときは「うーん・・・。」って思ってたんだよね。あの原作の世界観作るの無理でしょって。映像化するの無理でしょって。ああいう展開は小説だからこそ面白いのではないのかなーと。
でも・・・すっごくよく出来てて、そんなこと思ってスイマセンとこっそり心の中で謝ったよ。
素直に面白かったし原作の世界を崩さないように凄く丁寧に作られてる!小説の映画化ってやっぱり時間的にも所々端折って切らないといけないのは重々承知なんだけど、どうしても先に原作読んじゃうとその端折ってる部分が気になって「そこ切るのかよ・・・」なんて思うことも多々あるんだけど、とてもその端折り方が上手でよく纏まってるのであまり違和感が無くて素直に楽しめた!
映像化することで余計に胸が痛くなったりする場面もあったけど、見終わった後の余韻は凄くよかった。
原作にしかないものもあるけれど、でも十分面白かった。瑛太さんが凄くよかったし、濱田岳さんの飄々とした佇まいもなかなか。
伊坂さんの作品大好きなんだけど映画化されたものを見るのは初めて(『陽気な〜』は見てない)だけど、凄く良い作品だったので原作読んだ人も読んでない人もどちらも楽しめると思う。
アヒルって家鴨って書くんだね。なるほど!鴨という字を使うんだ。
アヒルと鴨のコインロッカー | 人生を変えるほどの切なさがここにある。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/12/21
- メディア: 文庫
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