Cocco きらきら Live TOUR アコースティック・スペシャルナイト@日本武道館

Coccoはやっぱり選ばれた人間なんだなって心底思った。歌を歌うために選ばれた人なんだって。あの人は歌うために生まれてきたんだな。
活動停止前の2000年、武道館でやったライブは今もわたしの胸の中にしっかり残ってる。あの時の武道館のライブはすべてか神がかってて、わたしはMCを聞いても歌を聴いても涙ぐむ程だった。あの時のcoccoは、ピンと張り詰めた空気の中ギリギリのラインで歌を歌ってたのが痛々しいくらいに伝わってきた。狂気の様な刺々しさ攻撃的な激しさと、それはとても繊細で今にも壊れそうな両面を持ち合わせたcoccoの歌がヒリヒリと痛かった。息も出来ないくらい。当時はMCもそうだった。
2006年復活したcoccoをまた同じ武道館で見たときは、本当に嬉しかった。封印は解かれたんだ。
今日はツアー最終日でアコースティックライブ!わたしチケット取ったときは武道館2デイズかと思って何も考えずにチケ取ったら、アコースティックライブだったの。2階席のステージ正面辺り。ステージを見たときは、なんだかずいぶんとっ散らかってるけど準備の途中なの?とか思ったよ。アルバム『キラキラ』を録った沖縄の民家を改造して作った燦々スタジオイメージしたらしい。ステージの上は照明にランプがあってそれが灯るとすごく素敵。さながら部屋みたいになってて、ステージ上の端っこにソファーとテーブルが置いてあって楽器を演奏しない歌のときはそこに皆集まって座ったりね。照明がすごいキレイで、野外の星空の下で歌ってるみたいだったよ。coccoのワンマンであっちゃんが白いワンピース着てないのが初めてだったのでびっくりしたけど、今日は沖縄の藍染めで染めた紺色のドレス着てたよ。
本当に本当に楽しそうに歌うcoccoはキラキラしてて素敵だった。一時は活動を中止したけど、今日みたいにあんなに楽しそうに歌う姿はやっぱり目が離せない。活動停止前よりも攻撃的で殺気の様な刺々しさはなくなったけど、その代わりに得たものは強さだったり愛だったりするんじゃないかな。最後に歌った新曲がグッと来すぎて大変だった。
『答えが見たいなら続けるんだよ!生きるんだよ!』答えがみたいなら生き続ける。大きいよcocco。わたしには眩しすぎる程だ。今年一本目のライブほんとに素敵だった。